このページではぶどう豆のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ぶどう豆のカロリーは265kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キューピー3分クッキング
ぶどう豆の可食部100gあたりのカロリーは、265kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中420位です。これは多い順にすると上位26%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでぶどう豆のカロリーを評価すると、68件中22位です。これは上位から32%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 265Kcal |
全体での評価 | 420位 / 1592件中(上位26%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 22位 / 68件中(上位32%…平均的) |
ぶどう豆はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜぶどう豆のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
ぶどう豆のカロリーが高い理由
ぶどう豆のカロリーは可食部100gあたり265kcalと、他の食材と比較して高いと評価されています。その理由について考えてみましょう。
糖質の量
ぶどう豆に含まれる糖質は31.8gです。これは他の食材と比較して普通の量です。しかし、糖質はエネルギー源として働きますので、その量が多いことがカロリーの高さに関係している可能性があります。
食物繊維の量
ぶどう豆には食物繊維が6.3g含まれています。食物繊維は消化を助け、満腹感を与えるため、カロリーの摂取量を抑える効果があります。しかし、ぶどう豆には他の食材と比較して多くの食物繊維が含まれているため、その分カロリーも高くなっている可能性があります。
タンパク質の量
ぶどう豆には14.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、エネルギー源となることもあります。そのため、タンパク質の量が多いぶどう豆は、他の食材と比較してカロリーが高くなっている可能性があります。
脂質の量
ぶどう豆には9.4gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、その量が他の食材と比較して普通であるため、カロリーの高さには直接的な関係はないと言えます。
以上の栄養データを考慮すると、ぶどう豆のカロリーが高い理由は、糖質や食物繊維、タンパク質の量が多いことによる可能性があります。これらの栄養素はエネルギー源として働くため、ぶどう豆は他の食材と比較してカロリーが高くなっていると言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ぶどう豆」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 31.8g | 4 | 127.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 6.3g | 2 | 12.6kcal |
たんぱく質 | 14.1g | 4 | 56.4kcal |
脂質 | 9.4g | 9 | 84.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ぶどう豆」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、127.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ぶどう豆は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ぶどう豆は、低糖質ダイエットに使える?
ぶどう豆は、糖質量が31.8gで、低糖質ダイエットには不向きです。
ぶどう豆の糖質量は31.8g
まず、ぶどう豆の糖質量は31.8gとなっています。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この数値はかなり高いと言えます。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが重要ですが、ぶどう豆を食べると一気にその制限を超えてしまう可能性があります。
ぶどう豆の糖質量の影響
ぶどう豆の糖質量が高いため、血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。血糖値の急激な上昇は、インスリンの分泌を促し、脂肪の蓄積を助長することが知られています。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ぶどう豆は避けるべき食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットに適した食材
低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量の少ない食材を選ぶことが重要です。例えば、野菜や魚、豆腐などは糖質量が比較的低いため、積極的に摂取することができます。また、果物の中でも糖質量が比較的低いものとしては、イチゴやブルーベリーなどが挙げられます。これらの食材を上手に活用することで、低糖質ダイエットをより効果的に進めることができます。
まとめ
ぶどう豆は糖質量が31.8gと高く、低糖質ダイエットには不向きです。血糖値の上昇を引き起こし、脂肪の蓄積を助長する可能性があります。低糖質ダイエットを実践する際には、ぶどう豆を避け、糖質量の少ない野菜や魚、果物などを積極的に摂取することがおすすめです。
ぶどう豆は、低脂質ダイエットに使える!?
ぶどう豆は、低脂質ダイエットに使える?
ぶどう豆は、低脂質ダイエットに不向き
ぶどう豆は、多くの人にとっては美味しいおやつや料理の一部として楽しまれています。しかし、ぶどう豆は低脂質ダイエットには不向きな食材と言われています。その理由を詳しく見ていきましょう。
ぶどう豆の脂質含有量
ぶどう豆は、100gあたり9.4gの脂質を含んでいます。この量は、低脂質ダイエットを目指す人にとっては高いと言えます。低脂質ダイエットでは、1日の摂取カロリーのうち脂質の割合を減らすことが目的です。そのため、脂質含有量が高い食材は避けるべきです。
ぶどう豆の脂質の種類
ぶどう豆に含まれる脂質の種類も考慮しなければなりません。ぶどう豆に含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は、体に良い影響を与えるとされていますが、飽和脂肪酸は逆に健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ぶどう豆に含まれる脂質のバランスは、低脂質ダイエットを目指す人にとっては適切ではありません。
ぶどう豆の代替品
ぶどう豆が低脂質ダイエットに不向きな食材であることが分かったので、代替品を探しましょう。低脂質ダイエットに適した食材としては、魚や鶏肉、野菜などが挙げられます。これらの食材は低脂質でありながら、栄養価も高いため、健康的なダイエットに適しています。
まとめ
ぶどう豆は、低脂質ダイエットには不向きな食材であることが分かりました。脂質含有量が高く、脂質の種類もバランスが適切ではありません。低脂質ダイエットを目指す人は、ぶどう豆の代わりに魚や鶏肉、野菜などを積極的に摂取することをおすすめします。健康的なダイエットを実現するためには、バランスの取れた食事が重要です。
最後に、ぶどう豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ぶどう豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 265 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 37.0 | g | |
└糖質 | 31.8 | g | 普通 |
└食物繊維 | 6.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 14.1 | g | 多い |
脂質 | 9.4 | g | 普通 |
「ぶどう豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 36.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.5 | g | 多い |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.6 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ぶどう豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 620 | mg | 多い |
カリウム | 330 | mg | 多い |
カルシウム | 80 | mg | 多い |
マグネシウム | 60 | mg | 多い |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 4.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.39 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 6.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 4.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 10 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.28 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
煮豆
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。