このページでは、藻のほそめこんぶを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ほそめこんぶのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはほそめこんぶの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 227 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 62.9 | g | |
└糖質 | 31.8 | g | 普通 |
└食物繊維 | 32.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.9 | g | 普通 |
脂質 | 1.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 6.1 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「(こんぶ類) ほそめこんぶ 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ほそめこんぶがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ほそめこんぶはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ほそめこんぶとは?どんな食材?
ほそめこんぶは、日本の伝統的な海藻の一種です。その名の通り、非常に細くて短い形状をしています。主に、和食の料理に利用されることが多く、その風味と食感が特徴です。
ほそめこんぶの風味
ほそめこんぶは、海の香りがしっかりと感じられる風味を持っています。その独特の香りは、料理に深みとコクを与えることができます。また、ほそめこんぶは旨味成分を豊富に含んでおり、食材との相性も良いです。
ほそめこんぶの食感
ほそめこんぶは、食べるときの歯ごたえがあります。細くて短い形状のため、噛むとほどよい弾力が感じられます。その食感は、料理にアクセントを加えることができます。また、ほそめこんぶは水分を吸収しやすい性質があるため、煮物やスープなどに入れると、しっとりとした食感を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はほそめこんぶがダイエットにどう役立つか説明します!
ほそめこんぶはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が多い
ほそめこんぶは、可食部100gあたりで32.9gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は、腸内環境を整えるために必要な栄養素であり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。また、食物繊維は満腹感をもたらすため、過食を防ぐ助けにもなります。
2. カロリーが平均的
ほそめこんぶは、可食部100gあたりで227kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは、一般的な食材と比較して平均的な値です。カロリーが平均的であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。また、低カロリーな食材と組み合わせることで、ヘルシーな食事を作ることもできます。
3. 塩分が多い
ほそめこんぶは、可食部100gあたりで6.1gの塩分を含んでいます。塩分の摂り過ぎは、高血圧や体の水分バランスの乱れなどの健康リスクを引き起こす可能性があります。しかし、ほそめこんぶは一般的な食材と比較して塩分が多いため、摂取量には注意が必要です。塩分の摂り過ぎを防ぐためには、ほそめこんぶを適切な量に抑えるか、他の低塩分の食材と組み合わせることが重要です。
以上のように、ほそめこんぶは食物繊維が多く、カロリーが平均的な食材です。食物繊維は腸内環境を整え、満腹感をもたらす効果があります。また、カロリーが平均的であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。しかし、塩分が多いため、摂取量には注意が必要です。適切な量を守り、他の低塩分の食材と組み合わせることで、より健康的な食事を実現することができます。
おすすめ:ほそめこんぶのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ほそめこんぶに含まれる無機質の栄養を解説!
1. 多くの無機質を含む
ほそめこんぶは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど、多くの無機質を含んでいます。特にカリウムやカルシウムの含有量は多く、100gあたりの摂取量が推奨される量を満たすことができます。これらの無機質は、体内の機能や健康維持に重要な役割を果たしています。
2. リンや鉄なども豊富
ほそめこんぶには、リンや鉄などの栄養素も豊富に含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、鉄は酸素の運搬や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。ほそめこんぶを摂取することで、これらの栄養素を効率的に摂取することができます。
3. ヨウ素やセレンなどの微量元素は含まれない
ほそめこんぶには、ヨウ素やセレン、クロム、モリブデンなどの微量元素は含まれていません。これらの微量元素は、体内の代謝や免疫機能に重要な役割を果たしていますが、ほそめこんぶからは摂取することができません。そのため、これらの栄養素を摂取するためには、他の食材との組み合わせが必要となります。
ほそめこんぶに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「ほそめこんぶ」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは無く、しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量は多く含まれています。これらの成分は、体内でビタミンAに変換されることで、視力の維持や免疫機能の向上などに役立ちます。
2. ビタミンEの特徴
「ほそめこんぶ」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く含まれていますが、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。ビタミンEは、抗酸化作用によって細胞を保護し、血液の循環を促進する効果があります。
3. その他のビタミン
「ほそめこんぶ」には、ビタミンKが多く含まれており、ビタミンB1やビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸は普通の量が含まれています。一方、ビタミンB6は低い量であり、ビタミンCは多く含まれています。
なお、「ほそめこんぶ」にはビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビオチンは含まれていないことに注意してください。
最後に、ほそめこんぶの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ほそめこんぶ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 227 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 62.9 | g | |
└糖質 | 31.8 | g | 普通 |
└食物繊維 | 32.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.9 | g | 普通 |
脂質 | 1.7 | g | 普通 |
「ほそめこんぶ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 11.3 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 17.2 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 6.1 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ほそめこんぶ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2400 | mg | 多い |
カリウム | 4000 | mg | 多い |
カルシウム | 900 | mg | 多い |
マグネシウム | 590 | mg | 多い |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 9.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.61 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1800 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 22 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1800 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 150 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 96 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.28 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 25 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。