このページでは、藻のがごめこんぶを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
がごめこんぶのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはがごめこんぶの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 62.1 | g | |
└糖質 | 29.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 34.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.9 | g | 普通 |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
食塩相当量 | 7.6 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「(こんぶ類) がごめこんぶ 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、がごめこんぶがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
がごめこんぶはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
がごめこんぶとは?どんな食材?
「がごめこんぶ」とは、海藻の一種であり、日本料理においてよく使用される食材です。その名の通り、小さな粒状の藻であり、黒褐色をしています。
がごめこんぶの特徴
がごめこんぶは、海藻の中でも特に栄養価が高く、健康に良いとされています。その特徴的な風味と食感は、和食の味付けや見た目にアクセントを与えることができます。
がごめこんぶの使い方
がごめこんぶは、主にお味噌汁や煮物、和え物などに使用されます。そのまま食べることもできますが、一般的には水に戻してから使用することが多いです。また、がごめこんぶは食物繊維やミネラルが豊富なため、健康食品としても利用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はがごめこんぶがダイエットにどう役立つか説明します!
がごめこんぶはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が多いため、腸内環境を改善し消化を促進する効果が期待できます。
「がごめこんぶ」は、可食部100gあたり34.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内で水分を吸収し、ふやけて膨らむことで便のかさを増やし、腸の動きを活発にします。そのため、便秘の予防や改善に役立ちます。さらに、腸内環境を整えることで、有害物質の排出を促進し、腸内の善玉菌の働きをサポートします。これにより、免疫力の向上や代謝の促進など、健康的な体作りに寄与します。
2. カロリーが平均的でありながら、糖質や脂質が低いため、ダイエットに適しています。
「がごめこんぶ」は、可食部100gあたり216kcalのカロリーを含んでいますが、糖質は29.6g、脂質は0.5gと低い値です。これにより、食事のカロリーコントロールや血糖値の上昇を抑えることができます。さらに、食物繊維の含有量も多いため、満腹感を得やすくなり、食事の量を減らすことができます。これらの特徴から、「がごめこんぶ」はダイエット中の方にとって、健康的な食材と言えます。
3. 塩分が多いため、塩分制限が必要な方には注意が必要ですが、旬の食材と組み合わせることでバランスの良い食事になります。
「がごめこんぶ」は、可食部100gあたり7.6gの塩分を含んでいます。塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓の負担増加などのリスクを引き起こす可能性があります。そのため、塩分制限が必要な方には注意が必要です。しかし、「がごめこんぶ」は旬の食材と組み合わせることで、バランスの良い食事になります。例えば、野菜との和え物やスープの具材として使用することで、塩分の摂り過ぎを防ぎながら、栄養バランスを保つことができます。
おすすめ:がごめこんぶのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
がごめこんぶに含まれる無機質の栄養を解説!
1. 多くの無機質を含む
「がごめこんぶ」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など、多くの無機質を含んでいます。特にナトリウムやカリウムの含有量は多く、体内の水分バランスを調整するのに役立ちます。
2. 亜鉛や銅なども含む
「がごめこんぶ」には、亜鉛や銅などの微量元素も含まれています。亜鉛は免疫機能の維持に関与し、銅はヘモグロビンの生成に必要です。これらの栄養素は、体の健康維持に重要な役割を果たします。
3. ヨウ素やセレンなどは含まれていない
一方で、「がごめこんぶ」にはヨウ素やセレンなどの栄養素は含まれていません。これらの栄養素は、甲状腺機能や抗酸化作用に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。そのため、「がごめこんぶ」を摂取する場合は、他の食材からこれらの栄養素を補う必要があります。
がごめこんぶに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンA
「がごめこんぶ」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンが無く、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンが多く含まれています。また、β-カロテン当量やレチノール活性当量も多いです。
2. ビタミンE
「がごめこんぶ」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが普通の量含まれていますが、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無くなっています。
3. ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸
「がごめこんぶ」にはビタミンKが多く含まれており、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンも多いです。しかし、ビタミンB6やパントテン酸は低い量です。
最後に、がごめこんぶの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「がごめこんぶ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 62.1 | g | |
└糖質 | 29.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 34.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.9 | g | 普通 |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「がごめこんぶ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 8.3 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 21.2 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 7.6 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「がごめこんぶ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3000 | mg | 多い |
カリウム | 5700 | mg | 多い |
カルシウム | 750 | mg | 多い |
マグネシウム | 660 | mg | 多い |
リン | 320 | mg | 多い |
鉄 | 3.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.22 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1200 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 29 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1200 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 98 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 170 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.21 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.32 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.13 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: がごめ(和名)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。