このページでは、藻のふのりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ふのりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはふのりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 207 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 57.8 | g | |
└糖質 | 18.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 43.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 13.8 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
食塩相当量 | 6.9 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「ふのり 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ふのりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ふのりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ふのりとは?どんな食材?
ふのりは、海藻の一種であり、日本料理においてよく使われる食材です。その名前の由来は、海中でふわふわと浮かんでいる様子からきています。
ふのりの特徴
ふのりは、細長い形状をしており、緑色をしています。その特徴的な見た目から、和食の料理において彩りを添えるためによく使用されます。
ふのりの風味と味わい
ふのりは、海の香りが特徴的であり、独特の風味を持っています。また、苦味や塩味も感じられることがあります。そのため、ふのりを使った料理は、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。
ふのりは、主に寿司やお味噌汁、和え物などに使用されることが多いです。その他にも、サラダやおにぎりにも利用されることがあります。
まとめ
ふのりは、海藻の一種であり、和食の料理においてよく使用される食材です。その特徴的な見た目や風味は、料理に彩りや風味を与えることができます。ふのりを使った料理は、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。寿司やお味噌汁、和え物など様々な料理に活用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はふのりがダイエットにどう役立つか説明します!
ふのりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
「ふのり」は食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収されずに腸内にとどまり、便のかさを増やす作用があります。その結果、腸内の蠕動運動が活発になり、便通を促進する効果があります。また、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善することも期待できます。食物繊維の摂取は、便秘や大腸がんの予防にも役立つとされています。
2. タンパク質が豊富で栄養バランスをサポートする
「ふのり」にはタンパク質が多く含まれています。タンパク質は身体の成長や修復に必要な栄養素であり、筋肉や骨、内臓などの組織を構築する役割を果たしています。また、タンパク質は食事の満足感を高めるため、食事制限中の方やダイエット中の方にもおすすめです。さらに、「ふのり」のタンパク質は動物性と比べて脂質やコレステロールが少ないため、健康的な食事に役立ちます。
3. カロリーが控えめでダイエットに適している
「ふのり」のカロリーは100gあたり207kcalと、比較的低めです。カロリーが控えめなため、ダイエット中の方やカロリー制限をしている方にも適しています。また、食物繊維やタンパク質が豊富に含まれているため、満腹感を得ることができます。これにより、食事量を減らすことなく、カロリーコントロールをすることができます。ダイエット中でも栄養バランスを保ちながら健康的な食事を楽しむことができます。
おすすめ:ふのりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ふのりに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ミネラルが豊富
「ふのり」はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。特にナトリウムやカリウムは多く含まれており、体内の水分バランスを調整するのに役立ちます。カルシウムやマグネシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
2. 鉄や亜鉛も含まれる
「ふのり」には鉄や亜鉛も多く含まれています。鉄は赤血球の生成や酸素の運搬に関与し、亜鉛は免疫機能の維持や細胞の成長に重要な役割を果たします。これらの栄養素は体内の機能を正常に保つために必要な成分です。
3. ヨウ素やセレンなどの微量元素は含まれていない
「ふのり」にはヨウ素やセレンなどの微量元素は含まれていません。これらの栄養素は体内で僅かしか必要とされないものですが、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。そのため、他の食材からこれらの栄養素を摂取する必要があります。
「ふのり」はミネラルが豊富で、特にナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などが多く含まれています。しかし、ヨウ素やセレンなどの微量元素は含まれていないため、これらの栄養素を摂取するためには他の食材とのバランスが重要です。
ふのりに含まれるビタミンを解説!
引用元:味の素
ビタミンAの特徴
・レチノールは無しですが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量は多いです。
・これらの成分は、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
・また、ビタミンAは視力の維持にも関与しています。
ビタミンEの特徴
・α-トコフェロールは普通の量含まれていますが、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無しです。
・ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の老化や酸化ストレスから守る効果があります。
・また、ビタミンEは免疫力の向上や血液の循環促進にも寄与します。
その他のビタミン含有量
・ビタミンKは多い量含まれています。ビタミンKは血液の凝固を促進し、骨の健康維持にも関与します。
・ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6は多い量含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。
・パントテン酸も多い量含まれており、エネルギー産生に関与します。
・ビタミンCは普通の量含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫力の向上に貢献します。
なお、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビオチンは含まれていません。ビタミンDは骨の健康に重要な役割を果たし、ビタミンB12は神経機能や赤血球の形成に関与します。葉酸は細胞分裂や胎児の発育に必要であり、ビオチンは皮膚や髪の健康に関与します。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はふのりの使用例としてレシピをご紹介します。
ふのりを使ったレシピ6選!
#1 箸休めにも♪ ふのりときゅうりの酢の物
ふのり[乾燥、砂糖、しょうゆ
このレシピはふのりときゅうりを使った酢の物です。ねばねばとコリコリの食感が楽しめる一品で、忙しい時にもおすすめです。…
レシピを見る#2 体も嬉しい♪ ふのりとなめこの味噌汁
ふのり[乾燥、だし汁、みそ
このレシピは、ふのりとなめこを使った体に嬉しいお味噌汁です。ねばとろ食感のふのりとなめこ、そしてお豆腐も入ってボリュームもアップ。…
レシピを見る#3 食べ応え抜群! ふのりときのこの豚しゃぶサラダ
豚もも薄切り肉、ふのり[乾燥、しょうゆ、ごま油、白いりごま
このレシピは、豚しゃぶとふのり、きのこを使ったサラダのレシピです。豚肉は少量ずつゆでて、ボリューム感のあるサラダに仕上げます。…
レシピを見る#5 季節料理と酒の店「山食堂」の"味噌汁"
だし、煮干し、昆布、白味噌、麦味噌、小松菜、ねぎ、布海苔、庄内麸、等
ふのりを使ったボリューム満点の味噌汁のレシピ。具材を入れて火を入れるだけなので、だしは時間をかけて。…
レシピを見る#6 ささっと簡単♪ 布海苔と豆腐の和風サラダ
布海苔[乾燥、砂糖、しょうゆ、ごま油、和風顆粒だし
このレシピは布海苔を使った和風サラダです。布海苔は磯の香りが特徴で、焼きのりのような風味と食感がクセになる食材です。…
レシピを見る最後に、ふのりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふのり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 207 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 57.8 | g | |
└糖質 | 18.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 43.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 13.8 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「ふのり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 12.7 | g | 多い |
コレステロール | 24 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 6.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ふのり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2700 | mg | 多い |
カリウム | 600 | mg | 多い |
カルシウム | 330 | mg | 多い |
マグネシウム | 730 | mg | 多い |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 4.8 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.8 | mg | 多い |
銅 | 0.38 | mg | 多い |
マンガン | 0.65 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 38 | μg | 多い |
└β-カロテン | 670 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 34 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 59 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 430 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.61 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.94 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: のげのり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。