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ひとえぐさのカロリー・栄養を徹底解説!糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

カロリー調査隊

このページでは、藻のひとえぐさを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。

ひとえぐさのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!

まずはひとえぐさの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー172Kcal平均的
炭水化物46.3g
└糖質2.1gかなり低い
└食物繊維44.2g多い
たんぱく質16.6g多い
脂質1.0g低い
食塩相当量11.4mg多い

データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「ひとえぐさ 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、ひとえぐさがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!

ひとえぐさはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介

ひとえぐさとは?どんな食材?


ひとえぐさとは、海藻の一種であり、日本料理や和食でよく使用される食材です。その名前の由来は、葉が一枚ずつ広がる様子が人の指に似ていることからきています。主に太平洋沿岸の岩礁に生息しており、磯の香りが特徴的です。

ひとえぐさの特徴


ひとえぐさは、細長い葉が特徴であり、緑色から茶色までの色合いを持っています。また、葉の表面には細かい突起があり、触ると少しザラザラとした感触があります。そのため、食感としては独特であり、歯ごたえがあります。

ひとえぐさの栄養価


ひとえぐさには、食物繊維やカルシウム、鉄、ビタミン類など多くの栄養素が含まれています。特に、カルシウムの含有量が非常に豊富であり、骨や歯の健康維持に役立ちます。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸の働きを促進し、便秘の予防にも効果的です。

以上のように、ひとえぐさは海藻の一種であり、独特の歯ごたえと磯の香りが特徴的な食材です。栄養価も高く、健康に良い効果が期待できる食材として知られています。
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ざっくり説明するとこんな感じです!次はひとえぐさがダイエットにどう役立つか説明します!

ひとえぐさはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!

1. 糖質がかなり低いため、糖尿病や血糖値の管理に役立つ


「ひとえぐさ」は糖質が2.1gとかなり低い食材です。この低い糖質量は、糖尿病や血糖値の管理に役立ちます。糖質の摂取量が少ないため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。また、糖質の過剰摂取は肥満や生活習慣病の原因となることもありますが、ひとえぐさを食事に取り入れることで、糖質の摂取量を抑えることができます。

2. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善に役立つ


「ひとえぐさ」には食物繊維が44.2g含まれており、これは非常に多い量です。食物繊維は腸内環境の改善に役立ちます。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすことで便通を促進します。また、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。食物繊維の摂取量が不足すると便秘や大腸がんのリスクが高まるため、ひとえぐさを食事に取り入れることで、腸内環境の改善につながります。

3. タンパク質が多いため、筋肉の合成や修復に役立つ


「ひとえぐさ」にはタンパク質が16.6g含まれており、これは多い量です。タンパク質は筋肉の合成や修復に欠かせない栄養素です。運動やトレーニングを行う際には、筋肉の合成や修復が重要となります。また、高齢者や病気療養中の方にとっても、筋肉の維持や回復には十分なタンパク質の摂取が必要です。ひとえぐさを食事に取り入れることで、タンパク質の摂取量を増やすことができ、筋肉の合成や修復に役立ちます。

おすすめひとえぐさのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!

ひとえぐさに含まれる無機質の栄養を解説!

「ひとえぐさ」の特徴


「ひとえぐさ」は、以下のような栄養データを持っています。



1. 多くのミネラルを含む


「ひとえぐさ」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、マンガンなど、多くのミネラルを含んでいます。特にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量は多く、健康に必要なミネラルを手軽に摂ることができる食材です。



2. 亜鉛以外の必須ミネラルが豊富


「ひとえぐさ」には、亜鉛以外の必須ミネラルが豊富に含まれています。亜鉛は普通の量ですが、鉄や銅、マンガンなどの必須ミネラルは多く含まれています。これらのミネラルは、体の健康維持や代謝に重要な役割を果たしています。



3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていない


「ひとえぐさ」には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていないことがわかります。これらのミネラルは、体内で必要な量が少ないものではありますが、バランスの良い食事を摂るためには留意が必要です。



以上のように、「ひとえぐさ」は多くのミネラルを含み、亜鉛以外の必須ミネラルが豊富に含まれています。ただし、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていないため、これらのミネラルを摂るためには他の食材との組み合わせが必要です。

ひとえぐさに含まれるビタミンを解説!

ビタミンA


「ひとえぐさ」に含まれるビタミンAには、以下の特徴があります。

1. レチノールは含まれていませんが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンの含有量が多いです。特に、β-カロテン当量は8600 μgで非常に多く、レチノール活性当量も710 μgと多いです。
2. α-カロテンとβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換されるため、ビタミンAの供給源となります。
3. ビタミンAは、視力の維持や免疫機能の向上に役立つとされており、ひとえぐさの摂取によってこれらの効果が期待できます。

ビタミンE


「ひとえぐさ」に含まれるビタミンEには、以下の特徴があります。

1. α-トコフェロールが多く含まれています(2.5 mg)。一方で、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
2. ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があるとされています。ひとえぐさの摂取によって、この効果を期待することができます。

その他のビタミン


「ひとえぐさ」には、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCが多く含まれています
特に、ビタミンCの含有量は38 mgと非常に多いです。
これらのビタミンは、それぞれ様々な代謝や免疫機能に関与しており、ひとえぐさの摂取によってこれらの栄養素を補給することができます。

なお、「ひとえぐさ」にはビタミンD、葉酸、ビオチンは含まれていないことに注意してください。
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最後に、ひとえぐさの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。

「ひとえぐさ」の主な栄養情報(可食部100gあたり)

カロリー172Kcal平均的
炭水化物46.3g
└糖質2.1gかなり低い
└食物繊維44.2g多い
たんぱく質16.6g多い
脂質1.0g低い

「ひとえぐさ」のその他栄養情報

廃棄率0%特になし
水分16.0g低い
有機酸-g無し
灰分20.1g多い
コレステロールTrmg無し
食塩相当量11.4mg多い
アルコール-g無し

「ひとえぐさ」のビタミン・無機質等

ナトリウム4500mg多い
カリウム810mg多い
カルシウム920mg多い
マグネシウム880mg多い
リン280mg多い
3.4mg多い
亜鉛0.6mg普通
0.86mg多い
マンガン1.32mg多い
ヨウ素-μg無し
セレン-μg無し
クロム-μg無し
モリブデン-μg無し
ビタミンA
└レチノール(0)μg無し
└α-カロテン140μg多い
└β-カロテン8500μg多い
└β-クリプトキサンチン0μg無し
└β-カロテン当量8600μg多い
└レチノール活性当量710μg多い
ビタミンD(0)μg無し
ビタミンE
└α-トコフェロール2.5mg多い
└β-トコフェロール0mg無し
└γ-トコフェロール0mg無し
└δ-トコフェロール0mg無し
ビタミンK14μg多い
ビタミンB10.30mg多い
ビタミンB20.92mg多い
ナイアシン2.4mg多い
ビタミンB60.03mg低い
ビタミンB120.3μg多い
葉酸μg無し
パントテン酸0.88mg多い
ビオチン-μg無し
ビタミンC38mg多い

すき干ししたもの

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

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