このページでは、暮らしのレシピになる様々な情報を掲載。読者や編集部員の質問「1週間で体重を5キロ落とす理論的な方法を教えてください。体に悪いことは承知しています。」に、ズバッと結論から回答しています。

1週間で体重を5キロ落とす方法は?
1週間で体重を5キロ落とすことは理論的に可能ですが、健康へのリスクも非常に高いため、注意が必要です。以下では、その方法と潜在的なリスクについて説明します。
1. カロリー制限の厳格な実施
・目標とするカロリー摂取量
1キロの体重減少には約7,000キロカロリーの消費が必要です。したがって、5キロ減少するためには、35,000キロカロリーの消費が必要となります。1週間でこの数値を達成するには、1日当たりの摂取カロリーを大幅に減らす必要があります。
・リスクと注意点
急激なカロリー制限は、免疫力の低下や栄養素不足を招く可能性があります。今回は思考実験的にどのような計画が立案可能化を論じていますが、実際に真似する場合は、無理をしないようにしましょう。
2. 適切な運動の実施
・運動の計画
運動によるカロリー消費も効果的です。有酸素運動と筋トレのバランスを取りながら、カロリーを効率的に消費しましょう。
以下の運動は特に効率的です。
- ジョギング: 中程度の強度で1時間走ると約600カロリー消費します。
- 自転車の運動: 1時間の自転車走行で約500~800カロリー消費します。
- 水泳: 1時間泳ぐと約700カロリー消費します。
- HIIT(高強度インターバルトレーニング): 30分のHIITで約400カロリー消費します。
- ジャンプロープ: 1時間で約800カロリー消費します。
これらの運動を組み合わせることで、1日当たりの消費カロリーを増加させることができます。
・リスクと注意点
過度な運動は怪我のリスクを高めます。必ず体調をよく観察し、無理をしないように心掛けてください。1週間という短期間で効果を出すためには、連日のトレーニングが必要ですが、休息も必要なため、トレーニングとリカバリーのバランスを取るよう心掛けましょう。
3. 水分の管理
・水分摂取のコントロール
体重減少には水分の調整も重要です。適切な水分摂取が必要で、必要以上に減らすと脱水症状が起こる可能性があるため、注意が必要です。
4. 睡眠と休息の確保
・睡眠時間の確保
質の良い睡眠は代謝を高め、ダイエット効果を上げることが期待されます。最低でも1日7時間以上の睡眠を目指してください。
5. 医師や専門家との連携
・定期的な健康チェック
急激な体重減少は、身体に多くの負担をかけるため、医師や専門家と連携し、定期的な健康チェックを受けることが重要です。パーソナルトレーニングジムなどで専門家の指導を受けることも検討してみてください。
ジムによっては、食事をすべて監督し、LINE経由で写真のやり取りを通じたアドバイスを受けることも可能ですよ。
上記を通じて、1週間で35000キロカロリーの差し引きマイナスを実現できると、5キロ痩せることができます。

「カロリー制限の厳格な実施」について、もっと詳しく教えてください。
カロリー制限に関して以下のように補足をさせていただきます。
1. カロリー制限の厳格な実施
1週間で5キロの体重減少を目指すには、食事からのカロリー摂取を大幅に減らす必要があります。以下は、その実施方法と注意点です。
・目標とするカロリー摂取量
一般的に、1キロ減らすためには約7,000キロカロリーの消費が必要です。したがって、5キロ減少するには35,000キロカロリーの消費が求められます。
- 基礎代謝率の計算: 自身の年齢、性別、体重、身長に基づいて、基礎代謝率を計算します。これは、1日に消費する最低限のエネルギーです。
- 活動量による調整: 運動や日常の活動量に応じて、消費カロリーを計算し、基礎代謝率に加算します。
- カロリー制限の設定: 上記の計算から、目標とするカロリー摂取量を定めます。急激な減量を目指すため、普段の摂取カロリーから大幅に減らす必要があります。
・食事内容の工夫
- タンパク質の摂取: 筋肉量の維持に重要です。鶏肉、豆腐、魚など低カロリーで高タンパクの食材を選びます。
- 野菜の多用: 体積があり満腹感を得やすいため、サラダやスープなどに取り入れます。
- 糖質、脂質の制限: カロリーを抑えるため、糖質や脂質の摂取を減らしますが、必要最低限は確保するようにします。
・リスクと注意点
急激なカロリー制限は、免疫力の低下や栄養素不足、体調不良を招く可能性があります。特にビタミンやミネラルなどの微量栄養素のバランスに注意が必要です。
・食事記録の取り組み
目標摂取カロリーを守るために、食事の内容とカロリーを記録するとよいでしょう。1日あたり5000キロカロリーの差し引きマイナスがノルマとなるため、1000キロカロリーを食事から摂取し、6000キロカロリーを消費すれば、1週間で5キロの体重減少が可能といえます。
ここまで読んでみて、いかがでしたか?恐らく無理そうなことがわかったと思います。
でも、1キロ痩せるのに7000キロカロリーも消費した記憶がないのに、増減した記憶もありませんか?体重の増減に関するついでの知識として、これのメカニズムについても、説明したいと思います。

体の水分量を減らすと体重が減るって本当ですか?
体重が数日かけてキロ単位で乱高下したことはありませんか?恐らくそれは水分が増えたり減ったりしているからです。
たとえば、塩分の高い食事を摂ると体に水分が留まりやすくなり、一時的に体重が増えることがあります。
また、体に取り込まれた余分な水分量を減らすと体重が一時的に減ることがあります。
塩分摂取と体重
塩分は体内で水分のバランスを調整する役割を果たします。適量の摂取は健康に必要ですが、過剰に摂ると体内の水分バランスが崩れることがあります。
・塩分と水分の関係
塩分の摂取が多いと、体内でのナトリウム濃度が高まります。これによって、体内の水分が細胞外に引き出され、一時的に水分が体に留まりやすくなります。結果として、体重が増加することがあります。
・水分を抜くだけで体重減少
体がむくんでいるな、と感じるときは、しばらく塩分を控えめにしたりすることで、体に含まれる水分を抜き、結果的に体重が減ることもあります。
ただし水分は体に必要不可欠ですので、過度な調整はやめましょう。
本質的なダイエットではないかもしれませんが、「35000キロカロリーの消費で5キロ痩せる」以外の方法でも、体重を数キロ落とすことは可能です。

低糖質ダイエットをすると、すぐ体重が落ちる気がしますが、なぜですか?
低糖質ダイエットをすると、ストンと体重が落ちる経験をしたことがあるひともいるでしょう。
これにはいくつかの理由がありますが、その中でも水分と糖の結合が解除される点が一因とされています。
低糖質ダイエットと水分の関係
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限するダイエット方法です。このプロセスで体重が減少する要因の一つに、水分と糖質の関係が挙げられます。
・糖質と水分の結合
体内に蓄えられる糖質(グリコーゲン)は、水分と結合していることが一般的です。1gのグリコーゲンが約3-4gの水分と結合して体内に貯蔵されると言われています。
・低糖質ダイエットの初期段階
低糖質ダイエットを始めると、体内のグリコーゲンが減少します。このとき、結合していた水分も一緒に排出されるため、急激に体重が減少することがあるのです。
・長期的な効果
初期段階の水分の減少に続き、低糖質ダイエットは脂肪の燃焼を促進することも期待されます。
しかし、水分の排出が過剰になると脱水症状を引き起こすことがあるため、適切な水分補給が必要です。
・健康への影響
低糖質ダイエットは効果的な減量方法とされる一方で、食事のバランスや栄養素の摂取に注意が必要です。長期的には専門家の指導下で行うことが推奨されます。
これも、本質的なダイエットではないかもしれませんが、「35000キロカロリーの消費で5キロ痩せる」以外の方法でも、体重を数キロ落とすことは可能です。
今回のテーマに関連する論文・文献
1. 速やかな体重減少の理論
- Fothergill, E., et al. (2016). “Persistent metabolic adaptation 6 years after “The Biggest Loser” competition.” Obesity, 24(8), 1612-1619.
2. カロリー制限の効果
- Trepanowski, J. F., et al. (2017). “Effect of Alternate-Day Fasting on Weight Loss, Weight Maintenance, and Cardioprotection Among Metabolically Healthy Obese Adults.” JAMA Internal Medicine, 177(7), 930-938.
- Hall, K. D., et al. (2019). “Ultra-Processed Diets Cause Excess Calorie Intake and Weight Gain: An Inpatient Randomized Controlled Trial of Ad Libitum Food Intake.” Cell Metabolism, 30(1), 67-77.
3. 水分管理と体重
- Popkin, B. M., D’Anci, K. E., & Rosenberg, I. H. (2010). “Water, Hydration, and Health.” Nutrition Reviews, 68(8), 439-458.
4. 塩分摂取と体重
- He, F. J., Li, J., & Macgregor, G. A. (2013). “Effect of longer-term modest salt reduction on blood pressure.” Cochrane Database of Systematic Reviews, (4).
5. 低糖質ダイエットと水分
- Volek, J. S., & Phinney, S. D. (2012). “The Art and Science of Low Carbohydrate Living: An Expert Guide to Making the Life-Saving Benefits of Carbohydrate Restriction Sustainable and Enjoyable.” Beyond Obesity.