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Q.炭酸水ってなにが入っているの?なぜシュワシュワする?危険はないの?

情報調査隊

このページでは、暮らしのレシピになる様々な情報を掲載。読者や編集部員の質問「炭酸水ってなにが入っているの?なぜシュワシュワする?危険はないの?」に、ズバッと結論から回答しています。

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炭酸水ってなにが入っているの?

炭酸水の秘密は炭酸ガスにあり

炭酸水のシュワシュワとした感じの秘密は、水に溶けた炭酸ガスにあります。この記事では、炭酸水がどのように作られるのか、なぜその特有の感触が得られるのか、また、それが私たちの健康に与える影響は何か、などについて詳しく解説します。

1. 炭酸水とは何か?

炭酸水とは、水に二酸化炭素(CO2)を溶かし込んだ飲料のことです。二酸化炭素は水に溶けると、炭酸として存在します。このため、炭酸水はシュワシュワとした飲みごたえがあります。

2. 炭酸水の製造方法

炭酸水の製造は主に二つの方法で行われます。

  1. 人工的な製造: 工業的には、水に高圧の二酸化炭素ガスを注入することで製造されます。温度と圧力を調整することで、二酸化炭素を水に溶け込ませます。
  2. 天然の炭酸水: 一部の地下水には、自然に二酸化炭素が溶け込んでいることがあります。これらの水源から採取した水は、天然の炭酸水と呼ばれます。

3. シュワシュワする理由

炭酸水がシュワシュワと感じる理由は、溶けた二酸化炭素が泡となって口の中で弾けるためです。水に溶けた二酸化炭素は、口の中の温度と圧力の変化によってガスに戻ります。このガスが泡となって弾けることで、炭酸特有の刺激を感じるのです。

4. 炭酸水は健康にいいのか

炭酸水自体はカロリーがなく、健康に良いとされています。

ただし、人によっては胃に負担を感じることがあるため、適量を守ることが重要です。また、風味付けのために糖分が加えられた炭酸飲料は、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

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天然の炭酸水もあるのですね。これは一般的に流通しているのでしょうか?

天然の炭酸水も存在し、一部の国や地域で特に人気があり、一般的にも流通しています。

天然炭酸水とは?

天然炭酸水は、地下深くに存在する水源から自然に湧き出る水の中に、地下の岩石層との化学反応などにより自然に二酸化炭素が溶け込んだものを指します。天然の炭酸水は、その源泉や地下での流れる過程で、ミネラルを多く含むことが特徴的です。

流通状況

  1. ヨーロッパ: ヨーロッパは天然炭酸水の産地として有名です。特にフランスのペリエやイタリアのサンペレグリノ、ドイツのゲロルシュタイナーなどは、世界中でよく知られているブランドです。

  2. 日本: 日本でも天然炭酸水の泉はいくつか存在します。これらの水は、地域の特産品として利用されることが多く、観光地や温泉地での販売が中心となっています。

  3. 他の地域: 世界各地に天然の炭酸水の源泉が存在します。それぞれの国や地域によって特色があり、異なるミネラル分を含んだ炭酸水が楽しめます。

価格帯は少しだけ高め

天然炭酸水は、一般的な人工的に炭酸ガスを注入した炭酸水と比較して、価格が高めに設定されていることが多いです。これは、限られた源泉からの採取や、ミネラルを豊富に含むことなどの特性が影響しています。

ただ、びっくりするほど高いわけではなく、通販サイトによっては1本150円くらいで販売されているケースもあります。

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二酸化炭素やそのガスを体に取り入れて危険はないの?そもそも二酸化炭素ってなんでしたっけ?

炭酸水に含まれる二酸化炭素は、通常の飲用量であれば人体に対して無害です。二酸化炭素(CO2)について、その基本的な性質と人体への影響について詳しく説明しますね。

二酸化炭素(CO2)とは

二酸化炭素は、炭素原子1個と酸素原子2個からなる無色・無臭の気体です。地球上で広く分布しており、大気中に0.04%程度存在します。植物の光合成においても重要な役割を果たしています。

  1. 産業における利用: 二酸化炭素は冷凍剤や炭酸飲料の製造など多岐にわたって利用されます。
  2. 生態系での役割: 植物は光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を生成します。逆に動物は呼吸により酸素を消費し、二酸化炭素を排出します。

二酸化炭素の人体への影響

  1. 通常の摂取: 炭酸水などの飲料から摂取する二酸化炭素の量は、人体に対して無害です。胃に入るとガスとして放出され、呼気として排出されます。
  2. 高濃度での暴露: しかし、高濃度での二酸化炭素の暴露は危険です。室内でのガス漏れや閉鎖空間での濃度増加など、二酸化炭素濃度が5%を超えると呼吸困難や意識障害を引き起こすことがあります。
  3. 極端な高濃度: 極端に高い濃度(約15%以上)の二酸化炭素にさらされると、意識を失い、最悪の場合死に至ることもあります。

2,3のような極端な現象は、科学の実験室や工場などでしか起こり得ないでしょう。でも一応そうした特性があるために、二酸化炭素を体にとりいれて大丈夫なんだっけ?とぼんやり思うこともあるかもしれませんね。

そもそも人間も、呼吸により二酸化炭素を吐き出しており、日常的に触れている気体のひとつなので、炭酸水程度の二酸化炭素はまったく問題ないといえます。

まとめ

二酸化炭素は、自然界で広く分布しており、人間の日常生活でも利用されています。通常の飲食から摂取する範囲では無害ですので、安心して炭酸水を楽しみましょう!

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