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Q.塩分とナトリウムは違うのですか?ナトリウムは摂りすぎるとダメなのですか?

情報調査隊

このページでは、暮らしのレシピになる様々な情報を掲載。読者や編集部員の質問「塩分とナトリウムは違うのですか?ナトリウムは摂りすぎるとダメなのですか?」に、ズバッと結論から回答しています。

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塩分とナトリウムは違うのですか?

日常生活の中で「塩分」と「ナトリウム」の言葉を耳にすることが多いですよね。健康を意識する中で、これらの言葉は特に重要です。しかし、実際には「塩分」と「ナトリウム」は同じものを指しているのでしょうか?この記事では、その違いについて詳しく解説いたします。

2. 塩分とは?

「塩分」とは、食品に含まれる塩の総量を指します。主に料理の味付けや保存のために使用される食塩は、ナトリウムと塩化物から成り立っています。この食塩のことを指して「塩分」と言います。

3. ナトリウムとは?

ナトリウムは、食塩の主成分であり、化学的にはNaという元素記号で示される金属元素です。人体にとっては、神経伝達や筋肉の収縮など、多くの生命活動に関与しています。

しかし、過剰に摂取すると高血圧の原因となることも知られています。

4. 塩分とナトリウムの違い

塩分は食塩全体を指す言葉であり、ナトリウムはその成分の一部です。具体的には、食塩1gには約400mgのナトリウムが含まれています。

したがって、食品の表示に「ナトリウム」と記載されている場合、それを2.5倍することで塩分量を知ることができます。

5. 塩分とナトリウムの摂取量について

健康を維持するためには、適切な塩分・ナトリウムの摂取が必要です。過剰に摂取すると、高血圧や心疾患のリスクが高まることが知られています。

日本人の平均的な塩分摂取量は、男性で10g、女性で9g程度と言われていますが、厚生労働省の推奨する摂取量は、男性で8g、女性で7g以下とされています。

6. まとめ

「塩分」と「ナトリウム」は、似ているようで実は異なる概念です。健康を意識する上で、これらの違いを正しく理解し、適切な摂取量を心がけることが大切です。日常の食事選びや調理の際に、この知識を活かして、健康的な生活を送りましょう。

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なるほど。「塩分の摂りすぎはよくない」とよく言いますが、ナトリウムを摂りすぎるのもよくないということですか?

はい、その通りです。「塩分の摂りすぎはよくない」と言われる背景には、主に「ナトリウムの摂りすぎ」が関係しています。

ナトリウムの役割と摂取の影響

ナトリウムは、人体の細胞内外の水分バランスを調整する役割や、神経伝達、筋肉の収縮といった生命活動に必要なミネラルの一つです。しかし、摂取量が過剰になると、体内の水分バランスが崩れ、血圧が上昇するリスクが高まります。

高血圧は、心臓疾患や脳血管疾患、腎臓疾患のリスクを増加させる要因となります。特に、日本人は塩分の摂取量が多い傾向にあり、それに伴いナトリウムの摂取量も多くなりがちです。そのため、高血圧の予防や管理の観点から、ナトリウムの摂取量を適切にコントロールすることが推奨されています。

塩分とナトリウムの関係

食塩は、ナトリウムと塩化物から成り立っています。具体的には、食塩1gには約400mgのナトリウムが含まれているとされています。したがって、塩分の摂取量が多いと、それに伴いナトリウムの摂取量も増加します。

ナトリウムの取りすぎもよくない!

「塩分の摂りすぎはよくない」というのは、実際には「ナトリウムの摂りすぎはよくない」という意味を持っています。日常生活での食事選びや調理の際には、塩分やナトリウムの摂取量を意識し、適切な量を摂るよう心がけることが大切です。

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厚生労働省の推奨する塩分の摂取量は、男性で8g、女性で7g以下とのことですね。これはナトリウムで換算すると何gになりますか?

はい、食塩1gには約400mg(0.4g)のナトリウムが含まれているとされています。この情報を基に、厚生労働省の推奨する塩分の摂取量をナトリウムで換算します。

  1. 男性の場合:

    • 塩分8g × 0.4g(ナトリウム)/1g(塩分) = 3.2g
  2. 女性の場合:

    • 塩分7g × 0.4g(ナトリウム)/1g(塩分) = 2.8g

したがって、厚生労働省の推奨するナトリウムの摂取量は、男性で3.2g以下、女性で2.8g以下となります。

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では「ミネラルも摂れる麦茶」と謳うペットボトルの製品は、飲みすぎないほうがいいってことですね。

「ミネラルも摂れる麦茶」と謳うペットボトルの製品には、ミネラルが豊富に含まれていることが売りとなっています。ミネラルは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど、人体の健康維持に必要な成分を指します。

しかし、麦茶に含まれるミネラルの量や種類は、製品によって異なるため、具体的な内容を知るには製品の成分表示や栄養成分表示を確認することが必要です。

特に、ナトリウムに関しては、前述の通り過剰摂取は避けるべきです。しかし、麦茶のような一般的な飲料のナトリウム含有量は、通常は高くないと考えられます。それでも、大量に摂取することで、1日の推奨摂取量を超える可能性があるため、注意が必要です。

また、ミネラルは必要な量を摂取することで健康をサポートしますが、過剰摂取は体に負担をかけることがあります。例えば、カルシウムの過剰摂取は腎結石のリスクを高めることが知られています。

まとめると、ミネラルを含む麦茶を飲むこと自体は健康的ですが、過剰摂取は避けるようにし、バランスの良い食事と合わせて摂取することが大切です。特に、毎日大量に飲む場合や、他の食品・飲料との組み合わせを考慮して、適切な量を心がけることが推奨されます。

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ミネラル麦茶の栄養成分を見ると、ペットボトル1本650mlに、食塩相当量0.2g、マグネシウム 3mg、亜鉛 0~0.07mg、カリウム 78mg、リン 8mg、マンガン 0~0.07mg、カフェイン 0mgと書いてあります。これは1日何本までにしたほうがいいですか?

ミネラル麦茶の栄養成分を考慮して、1日の摂取量の目安を考えてみましょう。

  1. 食塩相当量0.2g:

    • 前述の通り、厚生労働省の推奨する塩分の摂取量は、男性で8g、女性で7g以下です。この麦茶を飲むことで摂取する食塩相当量を主な塩分摂取源として計算すると、男性は40本、女性は35本となります。しかし、実際の食事からも塩分は摂取されるため、この数は実際の摂取目安としては多すぎます。
  2. マグネシウム 3mg:

    • 成人の1日の推奨摂取量は、男性で300-340mg、女性で240-270mgです。この麦茶だけで目安量を摂取しようとすると、男性は約100本以上、女性は80本以上必要です。実際の食事からもマグネシウムは摂取されるため、この数は参考程度と考えてください。
  3. カリウム 78mg:

    • 成人の1日の推奨摂取量は、男性・女性ともに約2000mgです。この麦茶だけで目安量を摂取しようとすると、約26本必要です。
  4. その他のミネラル:

    • 亜鉛、リン、マンガンなどの摂取量は、この麦茶からの摂取が主な摂取源とは考えにくいです。また、これらのミネラルの1日の推奨摂取量を大きく超えることは考えにくいです。
  5. カフェイン 0mg:

    • カフェインが含まれていないため、カフェインの摂取量に関する心配はありません。

総合的に考えると、このミネラル麦茶に含まれるミネラルの量は、過剰摂取を心配するほどの量ではありません。しかし、飲み物の摂取量は、水分摂取のバランスや他の飲料との組み合わせ、体調なども考慮する必要があります。

一般的な目安として、このミネラル麦茶を1日に3〜5本程度までとするのが妥当でしょう。ただし、他の飲料や食事からの摂取量も考慮し、適切なバランスを心がけることが大切です。

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