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Q.マクドナルドって添加物だらけ?危険なの?ビッグマックやポテト、ナゲットの添加物を評価してください

情報調査隊

このページでは、暮らしのレシピになる様々な情報を掲載。読者や編集部員の質問「マクドナルドって添加物だらけ?危険なの?ビッグマックやポテト、ナゲットの添加物を評価してください」に、ズバッと結論から回答しています。

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マクドナルドって添加物だらけですか?危険なのか気になります。

マクドナルドって添加物だらけ?危険なの? — その真相に迫る

添加物は入ってる!それをどう評価するか

マクドナルドの製品には、保存や風味を強化するために一般的に使用される添加物が含まれています。

しかし、これらの添加物は法的に認められ、日常的に消費される範囲内では健康への悪影響はほぼないとされています。

マクドナルドの添加物とは?

マクドナルドの製品に使用される添加物は、食品の色や風味を強化したり、保存を助ける目的で使用されることが一般的です。

たとえば、フライドポテトには、美しい黄金色を保つための着色料や、フレーバーを高めるための香料が使われています。これらは日本の法規制内で認められているものであり、安全性が確保されています。

添加物の危険性は?

添加物には一般に「人工的であるから危険だ」というイメージがありますが、実際のところはどうでしょうか。多くの添加物は自然界にも存在し、人工的に作られたものでも厳しい安全基準をクリアしています。

過剰摂取すると健康に悪影響を及ぼすこともありますが、通常の食事から摂取する量では問題はほぼありません。

またマクドナルドの添加物は、日本のマクドナルト公式サイトには載っていませんが、アメリカのマクドナルト公式サイトには全部載っています。また、成分は全世界で同じだそうです。

日本だけ載っていなくて少しずるい気もしますが、この記事ではアメリカのマクドナルト公式サイトの情報をもとに、気になる商品の添加物を見てみたいと思います。

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それではビッグマックの添加物を教えてください。

かしこまりました。まず、ビッグマックの成分表は以下です。(アメリカのマクドナルト公式サイト・ビッグマックページより引用

 
Big Mac Bun
Ingredients: Enriched Flour (Wheat Flour, Malted Barley Flour, Niacin, Iron, Thiamine Mononitrate, Riboflavin, Folic Acid), Water, Sugar, Yeast, Soybean Oil, Contains 2% Or Less: Salt, Wheat Gluten, Sesame Seeds, Potato Flour, Vinegar, Dextrose, Corn Starch, Modified Food Starch, Vegetable Proteins (Pea, Potato, Rice And/or Faba Bean), Sunflower And/or Canola Oil, Maltodextrin, Natural Flavors, May Contain One Or More Dough Conditioners (DATEM, Ascorbic Acid, Mono And Diglycerides, Enzymes),
Contains: Wheat, Sesame.
100% Beef Patty
Ingredients: 100% Pure USDA Inspected Beef; No Fillers, No Extenders.
Prepared With Grill Seasoning (Salt, Black Pepper).
Shredded Lettuce
Ingredients: Lettuce.
Big Mac Sauce:Ingredients: Soybean Oil, Sweet Relish (diced Pickles, Sugar, High Fructose Corn Syrup, Distilled Vinegar, Salt, Corn Syrup, Xanthan Gum, Calcium Chloride, Spice Extractives), Water, Egg Yolks, Distilled Vinegar, Spices, Onion Powder, Salt, Propylene Glycol Alginate, Garlic Powder, Vegetable Protein (hydrolyzed Corn, Soy And Wheat), Sugar, Caramel Color, Turmeric, Extractives Of Paprika, Soy Lecithin.
Contains: Egg, Soy, Wheat.
Pasteurized Process American Cheese
Ingredients: Milk, Cream, Water, Sodium Citrate, Salt, Cheese Cultures, Citric Acid, Enzymes, Soy Lecithin, Color Added.
Contains: Milk, Soy.
Pickle Slices
Ingredients: Cucumbers, Water, Distilled Vinegar, Salt, Calcium Chloride, Alum, Potassium Sorbate (Preservative), Natural Flavors, Polysorbate 80, Extractives Of Turmeric (Color).
Onions
Ingredients: Onions.

この中から、添加物に限らず聞き慣れない成分をまとめると、以下のようになります。

ビックマックパン

  • DATEM (デーテム): 添加物。生地の弾力や風味の向上。人体への危険性は低いとされています。
  • Ascorbic Acid (アスコルビン酸): ビタミンC、抗酸化剤として使用。添加物としても用いられ、危険性はありません。
  • Mono And Diglycerides (モノおよびジグリセリド): 添加物。油と水の混合を助ける乳化剤。一般に安全とされています。

ビッグマックソース

  • Xanthan Gum (キサンタンガム): 添加物。増粘剤として使用してソースの粘り気を出します。一般に安全とされています。
  • Calcium Chloride (塩化カルシウム): 添加物。固化剤として使われます。大量摂取は避けるべきです。
  • Propylene Glycol Alginate (プロピレングリコールアルギン酸): 添加物。安定剤として使われます。一般的な摂取量では危険性は低いです。
  • Vegetable Protein (hydrolyzed Corn, Soy And Wheat) (植物性タンパク質: 加水分解トウモロコシ、大豆、小麦): 添加物。うまみ成分として使用されるもので、通常の摂取量では問題ありません。

パスチャライズドプロセスアメリカンチーズ

  • Sodium Citrate (クエン酸ナトリウム): 添加物。安定剤として使われます。一般に安全とされています。
  • Soy Lecithin (大豆レシチン): 大豆から得られる天然の乳化剤。添加物としても用いられ、一般に安全とされています。

ピクルススライス

  • Alum (ミョウバン): 添加物。食品工業で使用される凝固剤で、通常の摂取量では問題ないとされています。
  • Potassium Sorbate (ソルビン酸カリウム): 添加物。防腐剤で、一般的に安全とされていますが、議論もあります。
  • Polysorbate 80 (ポリソルベート80): 添加物。エマルシファイヤーとして使われます。一般に安全とされています。

以上の成分は、一般的に食品添加物として使用されており、通常の摂取量であれば、健康に対して特に危険とされるものは含まれていないと考えられます。

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なるほど。なんか多い気もしますが、これは「添加物だらけ」と言えるほどのものでしょうか?

「添加物だらけ」という表現は、多くの人にとってネガティブな印象を与えることが多いです。しかし、上記の成分表を詳しく見てみると、使用されている添加物の多くは食品工業で一般的に使用されているもので、通常の摂取量では健康に対して危険性は低いとされています。

以下の点を考慮すると、この表現の妥当性を考えることができるでしょう。

  1. 添加物の種類: ビッグマックには、確かにいくつかの添加物が含まれていますが、これらは食品の品質を維持したり、風味や食感を改善したりするために使用されています。また、これらの添加物のほとんどは、他の多くの加工食品にも一般的に使用されているものです。

  2. 添加物の量: 成分表には「含有量 2% 以下」などと記載されている場合があります。添加物はあくまで食品の一部であり、全体の量に対して非常に少量しか使用されていないことが一般的です。

  3. 添加物の安全性: 上記で挙げた添加物は、食品安全の観点から厳密に規制されており、一般的な摂取量であれば人体に対する危険性は非常に低いとされています。

したがって、「添加物だらけ」という表現は、少し誇張されたものと言えるかもしれません。しかし、個々の人々の食の価値観や健康への配慮、食品に対する信頼感などを考慮すると、加工食品に対して慎重になる方もいるかもしれません。そのため、このような表現が生じる背景には、それぞれの人々の考え方や価値観が反映されていると言えるでしょう。

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確かに、マクドナルドは「ビーフパティには添加物・保存料を使っていない」と名言していますね。加工肉にはしばしば発がん性成分を生んでしまう「亜硝酸ナトリウム」が使われていますが、肉は無添加なら安心かもしれません。

そうですね。マクドナルドが「ビーフパティには添加物・保存料を使っていない」と名言しているのは、お客様に対してその製品の品質を強調したいという意図があると考えられます。

(マクドナルドでは使ってないけど)亜硝酸ナトリウムって?

亜硝酸ナトリウムは、特に加工肉にしばしば使われる防腐剤で、食品の色を鮮やかに保ち、特定の細菌の成長を抑制する効果があります。しかし、過剰な摂取や一部の調理方法と組み合わせると、発がん性物質の生成が懸念されることがあります。

具体的には、亜硝酸ナトリウムが体内で代謝されると、一部が亜硝酸塩に変換されます。亜硝酸塩は、特定のアミン類と反応してニトロソ化合物を形成することが知られています。ニトロソ化合物の一部は、発がん性を持つとされています。

また、一部の研究では、過剰な亜硝酸塩の摂取が胃がんリスクの増加と関連している可能性が指摘されていますね。

マクドナルドのビーフパティが無添加であれば、亜硝酸ナトリウムなどの添加物に関連する懸念を回避できると言えますし、食品添加物のなかでもその評判を地に落としているような悪名高いものは入っていない、といえます。

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なるほど!こんな感じで、マックフライポテトの評価もお願いします。

まず、マックフライポテトの成分表は以下です。(アメリカのマクドナルト公式サイト・ポテトのページより引用

French Fries
Ingredients: Potatoes, Vegetable Oil (canola Oil, Corn Oil, Soybean Oil, Hydrogenated Soybean Oil, Natural Beef Flavor [wheat And Milk Derivatives]*), Dextrose, Sodium Acid Pyrophosphate (maintain Color), Salt. *natural Beef Flavor Contains Hydrolyzed Wheat And Hydrolyzed Milk As Starting Ingredients.

Contains: Wheat, Milk.

このマックフライポテトの成分表から、聞き慣れない成分を以下のように解説します。

1. 水素化大豆油(Hydrogenated Soybean Oil)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 油の酸化を防ぎ、賞味期限の延長などが主な目的
  • 危険性: 水素化油にはトランス脂肪酸が含まれる場合があり、過剰摂取は心臓病のリスクを高める可能性がある

2. 天然牛肉風味(Natural Beef Flavor)[小麦と乳製品由来]

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 牛肉の風味を強化
  • 危険性: 特に危険はないが、アレルギー体質の人は小麦と乳成分に注意が必要

3. デキストロース(Dextrose)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 色の安定や風味を改善
  • 危険性: 通常の摂取量では危険はないが、過剰摂取は血糖値の変動を引き起こす可能性がある

4. ピロリン酸水素二ナトリウム(Sodium Acid Pyrophosphate)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 色を保つために使用され、茶色く変色するのを防ぐ
  • 危険性: 一般的な摂取量での危険性は低いが、過剰摂取すると消化器系に影響を及ぼす可能性がある

評価

マックフライポテトの成分には、いくつかの添加物が含まれていますが、これらは一般的に食品安全の基準内で使用されていると考えられます。添加物への過剰な恐れや誤解を避けるために、バランスの取れた食生活と適量の摂取が大切です。

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次はチキンマックナゲットの評価をお願いします。

まず、チキンマックナゲットの成分表は以下です。(アメリカのマクドナルト公式サイト・チキンマックナゲットのページより引用

No Sauce
Chicken McNuggets®
Ingredients: White Boneless Chicken, Water, Vegetable Oil (canola Oil, Corn Oil, Soybean Oil, Hydrogenated Soybean Oil), Enriched Flour (bleached Wheat Flour, Niacin, Reduced Iron, Thiamine Mononitrate, Riboflavin, Folic Acid), Bleached Wheat Flour, Yellow Corn Flour, Vegetable Starch (modified Corn, Wheat, Rice, Pea, Corn), Salt, Leavening (baking Soda, Sodium Aluminum Phosphate, Sodium Acid Pyrophosphate, Calcium Lactate, Monocalcium Phosphate), Spices, Yeast Extract, Lemon Juice Solids, Dextrose, Natural Flavors.

Contains: Wheat.

このチキンマックナゲットの成分表から、聞き慣れない成分を以下のように解説します。(ソースは含まれていません。)

1. 水素化大豆油(Hydrogenated Soybean Oil)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 油の酸化を防ぎ、保存性を高める
  • 危険性:トランス脂肪酸を含むことがあるため、過剰摂取は心臓病リスクを高める可能性がある

2. 脱色小麦粉(Bleached Wheat Flour)

  • 添加物かそうでないか: 食材
  • 効果: 色を白くして食感を向上させる
  • 危険性: 特に危険性はないが、精製された小麦による栄養価の低下が考えられる

3. 変性澱粉(Modified Corn, Wheat, Rice, Pea, Corn)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 食品の食感や安定性を改善する
  • 危険性: 一般的に安全とされるが、個人によるアレルギー反応などの可能性もある

4. 二水素リン酸アルミニウム、ピロリン酸水素二ナトリウム、乳酸カルシウム、一水酸化リン酸カルシウム(Sodium Aluminum Phosphate, Sodium Acid Pyrophosphate, Calcium Lactate, Monocalcium Phosphate)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 膨張剤として、食品の膨らみや食感を整える
  • 危険性: 通常の摂取量では危険性は低いが、過剰摂取すると一部の人々に健康影響がある可能性も

5. レモン果汁固形分(Lemon Juice Solids)

  • 添加物かそうでないか: 食材
  • 効果: 風味を加える
  • 危険性: 特に危険性はない

6. 重曹(baking soda)

  • 添加物かそうでないか: 添加物
  • 効果: 膨張剤として使用され、食品の膨らみや食感を整える
  • 危険性: 通常の摂取量では危険性は低いとされています。重曹は食品だけでなく、掃除などの家庭用途にも使用される一般的な物質です。

まとめ

チキンマックナゲットにはいくつかの添加物が含まれており、これらは食品の質感、風味、保存性の向上に使用されています。一般的な摂取量での危険性は低いとされ

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これまで見てきた添加物で、危険なものはありましたか?

その件を検証するために、まずは一般的に危険度ランキングが高いとされる食品添加物を羅列してみました。

  1. 亜硝酸ナトリウム
  2. アスパルテーム
  3. アセスルファムK
  4. 合成着色料
  5. 安息香酸ナトリウム
  6. ソルビン酸カリウム
  7. OPP、TBZ
  8. 臭素酸カリウム
  9. カラギーナン
  10. BHA

次に、これら10個に該当するものがあったか、改めて見てみました。その結果が以下です。

  1. 亜硝酸ナトリウム: 含まれていない
  2. アスパルテーム: 含まれていない
  3. アセスルファムK: 含まれていない
  4. 合成着色料: 特定の合成着色料名は記載されていない
  5. 安息香酸ナトリウム: 含まれていない
  6. ソルビン酸カリウム: ピクルススライスに含まれている (防腐剤として使用)
  7. OPP、TBZ: 含まれていない
  8. 臭素酸カリウム: 含まれていない
  9. カラギーナン: 含まれていない
  10. BHA: 含まれていない

このリストから見る限り、マクドナルドの成分表で挙げられた商品には、上記の危険度が高いとされる食品添加物のうち、ピクルスに、ソルビン酸カリウム(6番)が含まれていました。

ソルビン酸カリウムは、腸内細菌によくない影響を与えると報告されています。

参考:食品添加物であるソルビン酸のヒトの健康に対する本当の影響とは|株式会社シクロケムバイオ

ソルビン酸カリウムは防腐剤として使用されることが一般的で、通常の摂取量では健康に対する懸念は低いとされています。しかし、過剰摂取や特定の体質の方には注意が必要な場合があるかもしれません。

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まぁでもそんなものですね。めっちゃ危険という感じではないと理解しましたし、マクドナルドに行ってこようと思います。

そうですね、マクドナルドのメニューに含まれる成分も一般的な食品と同様に、適切な基準内で使用されているものがほとんどです。特別なアレルギーや体質の問題がなければ、問題なく楽しめるでしょう。

危険とされる添加物も、許容量を超えて摂取しない限り、一般的には健康への害はないとされています。過度に都市伝説的な食品添加物の神話を信じても疲れてしまうでしょう。

食品の成分表示を確認し、自分の体調と相談しながら楽しむことが大切です!

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