このページでは、暮らしのレシピになる様々な情報を掲載。読者や編集部員の質問「ゼロからかつおだしを取るメリットとは?顆粒のだしの素を使ったほうが早くないのでしょうか?」に、ズバッと結論から回答しています。
ゼロからかつおだしを取るメリットってなにかあるのですか?和風顆粒だしとの違いは?
日本の食文化に欠かせない「かつおだし」。多くの家庭料理や伝統的な和食には、このかつおだしの風味が欠かせません。しかし、最近では顆粒のだしの素を使うことが一般的になってきました。では、ゼロからかつおだしを取るメリットは何なのでしょうか?そして、顆粒のだしの素を使ったほうが早くないのでしょうか?
かつおだしを取る最大のメリットは「品質」
まず、ゼロからかつおだしを取る最大のメリットは、その「品質」にあります。おいしさと言い換えてもいいでしょう。
鰹節は日本人に馴染みのある食材で、おいしさだけでなくさまざまなメリットがあります。天然のだしは、工業製品にはない体が喜ぶ自然のおいしさを感じられるのです。
「体が喜ぶ自然のおいしさ」といっても少し曖昧かつ、理論的ではない話に聞こえるかもしれませんね。実際、自然のおいしさというのは鰹に入っていたアミノ酸のことなのですが、加工品にも工業的に粉砕・乾燥等されて抽出されたアミノ酸は含まれていますし、それももとは鰹なので、変わらないかもしれません。
実際、そういうことを気にしないひとにとっては、メリットには感じないかもしれませんね。
ゼロからとるかつおだしは、添加物や塩分がない
また、ゼロからとるかつおだしは、和風顆粒だしと違って添加物やその他調味料等が入っていないので、そういったものを気にするひとにとっても安心して利用できます。
次に、塩分の摂取量を考えると、ゼロからとるかつおだしは塩分が少ないため、健康的な食生活を送る上でのメリットがあります。特に、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防するためには、塩分の摂取を控えることが重要です。
逆に言うと、和風顆粒だしは塩分が多少入っており、これはそのまま使っても味が整っているというメリットがある一方、繊細な味を整えたかったりする用途には向きませんね。
結論として、ゼロからかつおだしを取ることには、品質や健康面でのメリットが多くあります。しかし、忙しい日常で手軽に料理を楽しみたい場合は、顆粒のだしの素も一つの選択肢として考えられます。最終的には、それぞれのライフスタイルや健康状態に合わせて、適切な選択をすることが大切です。
確かに、和風顆粒だしのもとの原材料名をみると、いろいろはいっていますね。怪しい原材料とか入っているのでしょうか?
和風顆粒だしは工場で生産されており、原材料には様々なものが含まれています。なかには聞き慣れないものもありますね。原材料の詳細について解説します。
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食塩(国内製造)
- 説明: 食塩は、料理の味を引き立てるための基本的な調味料です。国内製造と記載されているのは、日本国内で生産された塩を使用していることを示しています。
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砂糖類(砂糖、乳糖)
- 砂糖: 主にサトウキビやテンサイから抽出される甘味料です。料理や菓子の甘みを出すために使用されます。
- 乳糖: 乳糖は、牛乳に含まれる糖の一種です。甘味が控えめで、食品の甘さを調整するために使用されることがあります。
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風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)
- かつおぶし粉末: かつおぶしを粉末状にしたもので、だしの風味を強化するために使用されます。
- かつおエキス: かつおから抽出されたエキスで、濃厚なうま味と風味を持っています。料理の味を深めるために使用されることが多いです。
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酵母エキス
- 説明: 酵母エキスは、酵母の細胞から抽出されたエキスで、うま味成分を豊富に含んでいます。食品の風味を向上させるために使用されます。
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酵母エキス発酵調味料
- 説明: 酵母エキスを発酵させて得られる調味料で、深い味わいとコクを持っています。料理の味を豊かにするために使用されることが多いです。
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調味料(アミノ酸等)
- 説明: アミノ酸は、たんぱく質を構成する成分の一つで、うま味成分として知られています。食品の味を引き立てるために使用されることが多いです。
以上の原材料は、一般的に食品に使用されるものであり、特に「怪しい」とされる成分は含まれていないようです。ただし、アレルギーや体質によっては摂取を避けるべき成分もあるかもしれませんので、常に原材料表示を確認し、自身の健康状態に合わせて選択することが大切です。