新着記事
  • Q&A
  • レモン
  • 健康と体

Q.ビタミンCは過剰摂取しても大丈夫?過剰摂取したらどうなるの?

情報調査隊

このページでは、暮らしのレシピになる様々な情報を掲載。読者や編集部員の質問「ビタミンCは過剰摂取しても大丈夫?過剰摂取したらどうなるの?」に、ズバッと結論から回答しています。

Character Image

ビタミンCは過剰摂取しても大丈夫なのでしょうか?

過剰摂取のリスクと適切な摂取量を知ろう

ビタミンCの過剰摂取は一般的には無害とされていますが、長期間にわたる大量摂取は一部の人々に副作用を引き起こす可能性があります。

適切な摂取量を守ることが重要であると言えるでしょう。

2. ビタミンCの基本的な働き

ビタミンCは水溶性のビタミンで、人間の免疫機能の向上やコラーゲンの生成など、多岐にわたる健康効果があります。

また、抗酸化作用もあるため、体内の酸化を防ぎ、老化防止にも寄与します。

3. 適切な摂取量と日常の摂取

成人男性の場合、1日の推奨摂取量は65~90mgで、これは1個の中くらいのサイズのオレンジに相当します。

多くの果物や野菜に含まれるため、バランスの取れた食事を摂ることで十分な量を摂取することができます。

4. 過剰摂取による副作用

過剰摂取による一般的な副作用としては、消化器系の問題や吐き気、下痢などがあります。非常に大量に摂取した場合、尿路結石のリスクが高まることもあります。

5. 過剰摂取を避けるための注意点

ビタミンCのサプリメントを摂取する場合は、ラベルに記載されている使用推奨量を守るようにしましょう。

また、特定の病気を持っている方や妊娠中の方など、個人の健康状態によっては医師の指導を受けることが必要です。

ビタミンCの過剰摂取はあまり問題なし!一般的には軽微な影響

ビタミンCの適切な摂取は、健康の維持に欠かせない要素です。過剰摂取による副作用は一般的には軽微ですが、個人の健康状態によっては注意が必要です。

Character Image

ビタミンCが多く含まれる食材を教えてください。

ビタミンCが豊富に含まれる食材は多岐にわたりますが、以下はその中でも特に多くのビタミンCを含んでいる食材のいくつかです。

1. 柑橘類

  • オレンジ
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • ライム これらの果物はビタミンCの代表的な食材で、新鮮に摂取することで大量のビタミンCを取ることができます。

2. 緑黄色野菜

  • ブロッコリー
  • ピーマン
  • ほうれん草 緑黄色野菜はビタミンCの他にも、ビタミンAや食物繊維も豊富で、健康的な食生活の基本になります。

3. ベリー類

  • イチゴ
  • キウイ
  • ラズベリー これらの果物もビタミンCが豊富で、デザートなどに使用することで美味しく摂取できます。

4. トマト

サラダや料理に使うことが多いトマトも、ビタミンCが多く含まれています。

5. 馬肉

意外かもしれませんが、馬肉にもビタミンCが多く含まれています。

これらの食材を日常的に取り入れることで、ビタミンCの適切な摂取が可能です。生のまま食べたり、加熱を控えめに調理することで、ビタミンCを多く摂取することができます。毎日の食事に色々な食材を組み合わせることで、バランスよくビタミンCを摂取することが可能です。

Character Image

ビタミンCは水溶性ということで、調理の上でなにか工夫しないとだめでしょうか?

ビタミンCは水溶性であり、熱にも比較的敏感な性質を持っています。そのため、調理の際に以下のような工夫をすると、ビタミンCの損失を抑えることができます。

1. 加熱時間の短縮

長時間の加熱調理はビタミンCを壊してしまう可能性があるので、できるだけ短時間で加熱するようにしましょう。

2. 水での調理を避ける

ビタミンCは水に溶けやすいため、煮込み料理などで大量の水を使用すると、ビタミンCが水に溶け出してしまうことがあります。蒸し料理やグリルなど、水を使わない調理方法を選ぶと良いでしょう。

3. 冷凍保存の避ける

長期間の冷凍保存もビタミンCの劣化を進める可能性があるため、新鮮な状態で早めに消費することをお勧めします。

4. 切り方に工夫する

大きく切る、またはそのままの形で調理すると、表面積が小さくなり、ビタミンCの水への溶出を抑制することができます。

5. 調理用の水を活用する

野菜を茹でた後の水には溶け出したビタミンCが含まれていることがあるので、スープなど他の料理に使うと良いでしょう。

6. 酸化防止

切ったり搾ったりした後は早めに食べるか、保存する場合は密封して酸化を防ぐようにしましょう。

これらの工夫によって、ビタミンCの損失を最小限に抑え、食材本来の栄養価を享受することが可能になります。特に、ビタミンCが豊富な食材を扱う際には、これらの点を意識して調理すると良いでしょう。

今回のテーマに関連する論文・文献

ビタミンCに関する摂取量、機能、過剰摂取についての影響などは、多くの研究で取り上げられています。以下はその中でも関連するいくつかの論文や参考文献です。

  1. Institute of Medicine (US) Panel on Dietary Antioxidants and Related Compounds. “Dietary Reference Intakes for Vitamin C, Vitamin E, Selenium, and Carotenoids.” National Academies Press (US), 2000.

    • 推奨摂取量やビタミンCの生理的役割に関する詳細な情報が提供されています。
  2. Jacob, R. A., & Sotoudeh, G. “Vitamin C function and status in chronic disease.” Nutrition in Clinical Care, 5(2), 66-74, 2002.

    • ビタミンCの機能と慢性疾患における状態についての調査。
  3. Carr, A. C., & Frei, B. “Toward a new recommended dietary allowance for vitamin C based on antioxidant and health effects in humans.” The American Journal of Clinical Nutrition, 69(6), 1086-1107, 1999.

    • ビタミンCの抗酸化作用と人間への健康効果に基づいた新しい推奨摂取量についての提案。

健康と体のQ&A記事一覧

Q&Aの新着記事