とろろに飽きたら…フライパンひとつで20分！長芋と長なすのピリ辛ケチャップ炒め

1まずはなすを切ろう

なすのへたを切り落とし、2cm幅の輪切りにします。長なすはその名の通り細長いので、輪切りにすることで調理がしやすく、断面が広いので、味の染み込みもよくなります。

輪切りにしたら、保存用袋などに片栗粉（大さじ2）と一緒に入れ、袋の口を閉じて振り混ぜます。

なすは一般的に切ったらすぐ変色予防とあく抜きに水に浸けると言われていますが、切ってすぐ調理する場合は水に浸す必要はありません。

2長芋を輪切りにしたら、さらに半分に切ろう

長芋の皮をむき、1.5cm幅の輪切りにします。

長芋の量がそれほど多くはなりませんが、持っている手がかゆくなりそうな場合は、折りたたんだキッチンペーパーをのせた上に手をおいて切ると、滑らず支えながら切ることができます。

輪切りにしたら、さらに半分に切って半円系に切り分けます。
長芋を輪切りからさらに半分に切る理由は、加熱したときに断面を多くして火の通りをよくするためです。

今回の料理では、長芋は中は生のままでよく、外側をカリッカリに焼きたいので、カリッカリにする面を多くしています。

半分に切った長芋を保存用袋などに片栗粉と一緒に入れ、袋の口を閉じてなすと同じように振るい混ぜ、しっかり粉をまぶします。

3細ねぎを斜めに切ろう

ねぎの根を切り落としたら4cm幅の斜めに切ります。ねぎは加熱するとしっとりやわらかくなるため、やや長めに切ります。

4合わせ調味料を混ぜ合わせよう

小さめのボウルに合わせ調味料を混ぜ合わせます。豆板醤（トーバンジャン）のかたまりがなくなり、砂糖が溶けるまで混ぜます。

5なすをこんがり焼こう

フライパンにサラダ油を中火で熱し、余分な粉を叩いたなすを並べ入れて焼きます。片面が焼けたら上下を返し、反対側も焼きます。

なすは油の吸収がよく、吸いやすいため、足りなくなったら追加でサラダ油を加えてください。油が少ない状態で焼くと、パサついた状態になるので気をつけます。

なすは焼き時間が少しかかりますが、こんがり焼けると表面がこんがりきつね色になり香ばしい香りがしてきます。

焼けたら一旦取り出し、油をきります。

6長芋をこんがり短時間で焼く

続いて余分な粉を叩いた長芋を並べ入れて焼きます。長芋を焼く時はなすのようにたっぷりの油を使う必要はなく、表面に焦げ目が付き、カリッとした状態になれば焼き上がりです。

焼き時間はじっくり中まで火を通さず、短時間で大丈夫です。なぜなら、長芋は生の状態でも食べることができるため、加熱する理由は表面を焼き固めるためです。

7ねぎを加え、2分焼く

長芋に焼き色がついたら強火にし、なすを戻し入れ、ねぎも加えて炒め合わせます。

ねぎをじっくり焼かず、サッと炒めて火を通します。

8合わせ調味料を加えて絡める

火を止め、合わせ調味料をまわし入れて混ぜ合わせます。調味料は蒸発しやすいため、火を止めてから加えます。

9予熱を利用して混ぜたら完成！

予熱で合わせ調味料を混ぜ、味がなじんだら完成です。

調味料の量は少ないですが、しっかり味が絡まり、濃いめの味つけに白ご飯が恐ろしいほど進みます！油をしっかり吸ったなすも一度油を切っているため油っこさもなく食べれます。しっとりとやわらかい食感に食べやすく、なすらしいトロリとした果肉がたまらないおいしさです。

長芋は短時間加熱だったにもかかわらず、外はカリッとして中は長芋本来のシャクシャクとした食感が残っているのでなすとは正反対の食感に面白さを感じます。辛みのあるケチャップ味との相性もよく、淡泊になりがちな長芋もしっかり味で箸が止まりません！