冷凍パイシートで簡単に！おうちで本格アップルパイ

1りんごをカットしよう

りんごは縦に8等分して皮をむき、芯を取り除いて3mm程度の厚さにカットしておきます。分厚過ぎると火の通りが悪くなるので、できるだけ同じぐらいの厚さでカットしましょう。

2りんごのフィリングを作ろう

鍋にカットしたりんご、グラニュー糖、バターを加え火にかけます。弱めの中火で、最初は焦げやすいため混ぜながら加熱します。しばらく煮るとりんごから水分が出てくるので、りんごが水分に浸かっている状態になったらしばらく煮詰めます。

3シナモンで香り付けしよう

煮詰めて水分がなくなってきたら、香り付けにシナモンを加えます。量はお好みですが、冷めると香りを感じ辛くなるので、少し多めに加えておきましょう。しっかり混ぜて最終的にはりんごがしんなりして半透明になり、水分がほとんどなくなったら鍋から取り出し、表面にぴったりラップをかけて冷ましておきます。

4パイ生地を準備しよう

りんごを冷ましている間にパイ生地を準備します。今回は20×20cmのパイシートをカットして10×10cmで使っています。メーカーによってサイズが違うので、できるだけ正方形になるようにカットして調節してください。

パイシートは冷凍庫から出したら5分程度室温に置き半解凍します。柔らかくなってきたら麺棒で伸ばし、一回りほど大きくなるように伸ばします。パイ生地が麺棒にくっついてしまう場合は、軽く強力粉（分量外）で打ち粉をしてください。形はできるだけ正方形を保った状態で伸ばすと仕上がりが綺麗です。

5パイ生地に穴を開けよう

伸ばしたパイ生地に、竹串の背の方でランダムに穴を開けます。パイ生地によっては最初から穴開きのものもあるので、その場合はこの工程は不要です。空気が抜ける穴が開いていないと生地が膨らみ過ぎて形が崩れてしまうので、パイ生地には必ず空気穴が必要になります。今回は見た目を可愛く仕上げるため竹串を使いましたが、無ければフォーク等でもかまいません。

6りんごを包もう

パイ生地に冷めたりんごのフィリングを画像のように三角形に乗せ、対角線上に折りたたみます。重なった生地の端をフォークで押さえてしっかり口を閉じます。しっかり閉じないと焼成中に口が開き、りんごが流れ出てしまうので、ぎゅっと押さえてしっかりくっつけておきましょう。

7ツヤ出し用の卵黄を塗ろう

卵黄を少量の水で溶いたものを、刷毛等で表面全体に塗ります。こうする事でパイがツヤツヤになり、綺麗な焼き色が付きます。ただし、塗り過ぎると焦げてしまうので、少量をササっと塗るようにしてください。溝の部分に卵が溜まりやすいので、最後にたまっている部分があれば再度刷毛でならしてください。

8生地を焼成しよう

できた生地を天板に乗せ焼成します。生地が膨らむので、できるだけ生地同士を離して配置してください。今回は油切れのいいシルパンというお菓子用のオーブンシートを使っていますが、無ければクッキングシートでも大丈夫です。

予熱しておいた200℃のオーブンで13分、温度を170℃に下げて12分程度、焼き色を見ながら焼成します。焼きムラが出ないよう、温度を下げるタイミングで天板の前後を回転させるとまんべんなく焼き色をつける事ができますよ。

9こんがり焼き色が付いたら完成です！

焼きあがったら粗熱が取れるまで天板のまま冷まします。できたてのパイはパリパリサクサクです。冷めたパイを温める時は、まずレンジで３０秒程温め、トースターで１分程度あぶるように焼くと、この焼き立てのようなパリパリ感が味わえますよ。

焼き立てのアップルパイはパリっとしてサクサクで、本当に美味しい！その食感に加え、パイ生地のバターの香りとりんごとシナモンの香りが重なって、これは焼き立てでしか味わえない美味しさです。パイ生地自体は甘くないので、りんごはたっぷり甘さがあって丁度いいぐらい。りんごのホクホク感も焼き立てならではです！ 私はシナモンの香りが大好きなので、今回たっぷり入れました。パイを割った瞬間のこの香りは、シナモン好きにはたまりません！(笑)お好みでレーズンを加えても美味しいですよ！